建物概要
建物名称 | 中学高校東館 |
発注者 | 学校法人常翔学園 |
所在地 | 大阪府 |
用途 | 学校(体育館) |
構造/階数 | S造・地上6階 |
延床面積 | 7,971㎡ |
設計主旨
本物件は大阪市内の私立中学校高等学校向けの総合体育施設である。敷地上の制限からアリーナ(2000人収容、バスケットボールコート2面分)を4~6階の上層階に設置する必要があり、中層階にも柔道場、剣道場など無柱空間が必要であるため、長スパンによる振動が懸念された。下層階には普通教室など座学を行う室もあることから低層部の柱の一部をCFTとするなど、建物内の騒音、振動を軽減させる対策を随所に施している。外装材には軽量で断熱性能のある金属サンドイッチパネルを用いたモノトーンの外観とすることで、シャープでスポーティーなイメージとしている。また、本計画は国交省の高規格堤防事業との共同事業であり、今後、建物北側に見える既存の淀川の堤防が拡張され、建物際の3階レベル(≒10m)まで盛土される事により、建物と一体的に利用できるグラウンドが整備される予定となっている。