竣工物件紹介
2024年08月07日

【竣工物件紹介】第一プラスチック 本社工場

今回のブログは今年の7月に竣工した「第一プラスチック本社工場」を紹介したいと思います。
敷地は目の前が八尾空港であるため、周りに高い建物がなく、開放的な風景が広がっています。
プラスチック板やフィルムを加飾成形した製品を作られている企業で、医療ロボットや高級車の内外装など、あらゆる分野で使用されており、みなさんも、どこかで目にされているかもしれません。この地で操業されてから50年が経ち、さらなる事業拡大のため、旧社屋の前面道路沿いに敷地を取得され、本社機能も含めた新工場を建設されることになりました。
お客様のこだわりが詰まった工場で、設計から工事中も含めて、何度も打合せと確認を繰り返しながらプロジェクトを進めていきました。ここでは、そのこだわりの一部をご紹介したいと思います。
ントランスホールは2階の来客エリアに誘うための吹抜け空間になっており、木製ルーバーをアクセントにしたインテリアで、パネル展示なども行われる予定です。
正面の壁クロスには社員の方が描かれた製造工程のスケッチが印刷されており、小さなスペースながらも思いが詰まった空間になっています。そこから2階に上がると、縦スリット窓から2方向に広がる風景が望めます。落ち着いた内装を用いた来客エリアは応接室と横長のソファーを配置したWEB会議室という異なるタイプの2室からなり、工場エリア側にある展示室を併設した会議室や食堂と合わせて、用途に応じて使い分けされる予定です
廊下に設けた収納はクロークとしての機能があり、待合いも兼ねた工場見学の拠点となるエリアです。まだまだ、ごく一部で、内外にわたる建物の各所にお客様のこだわりが詰まっています。設計段階では家具や業務の細かなオペレーションまで決まらないことが多く、工事段階での細かい擦り合わせが非常に大切になります。建物が出来上がるまでには、ありとあらゆることを決定する必要があり、もちろん、お任せでも完成はするのですが、せっかくなら、とことん拘ってみるのも、大変ですが、楽しい時間なのでいかがでしょうか。今後、実績紹介にも追加する予定ですので、合わせて見ていただけると幸いです。